「言い訳は無用です。」
ピシャリ、と強制的に会話を終了された。
私はお父さんが買ってくれた制服を着て、学校用のリュックを背負う。
後ろで髪を整えてるゆーくんは相変わらずかっこいい。
「姉ちゃん、髪の毛とかした?」
「え、ううん。」
「…中2にもなるんだから、髪の毛くらいとかしたら?」
「うーん。そうだねー。でも、面倒くさいや。」
「はぁ。いいよね、可愛い美少女は。何にもしなくても可愛いんだから。」
「え、誰に言ってるの?誰?好きな子?」
「……言わない。自分で姉ちゃんに言った自分が恥ずかしい。はい、早く行くよ。お腹すいた。」
「うん???…そうだね!」
ゆーくんがガチャリ、とドアを開ける。
キィィと鳴ったのは気にしない!!
「あ、ゆーくん。ちょっと待って。」
「ん」
玄関にある、女の人の写真の前で屈む。
「お母さん、行ってきます。」
「行ってきます。」
お母さんは、私が6歳の時に事故で他界した。
病院に運ばれている時、お母さんが言ったんだ。
「…りん、ゆうを、よろしくね...........。」
この時から、ゆーくんを絶対守る!!って決めたんだ。
見ててね、お母さん!
「姉ちゃん、兄ちゃんがね、またゲームやってくれるって。」
「え、本当!?私もやりたい!!」

