3時間目が終わって、休み時間。
5秒も経たずに凛が来た。
「桃っ!!数学のα問題、わかった?」
「わかるわけない。あたし、勉強嫌い。」
「うんうんうん!!同じ!」
ニコニコの純粋な笑顔をする凛。
そこからペラペラ喋り始める。
………あたし、大体一人だったからこういうの、いいな。
友達いなくて、気を紛らわすためにイラストレーター始めたんだし?
コミュ障でロクに返事もできない陰キャだし?
こんなあたしに関わってくれる凛は女神様だ。
もっと拝むべきだよね。
「でね〜?あ、そういえば、琥珀がね!」
「ぎゃっ!吹雪!」
「あっ!?ごめんねっ!琥珀の名前出しちゃ、めーっ、だね!」
え、めーっ、って可愛いすぎるんですけど。
「大丈夫…。」
「大丈夫……だね?本当に?ごめんね、琥珀の名前出しちゃって。」
「いい。」
あたしは男子、特にイケメンが嫌いだ。
小学校の時にイケメンの男子ズに名前でいじめられたのがきっかけ。
中学では陰キャ卒業!って思っていたのに、結局無理だった。
まぁ、毎日学校来られるようになったから、まだマシなんだけどね。

