「……大丈夫だから、いい加減離れて。」
「えぇー、やだぁ。」
桃のお腹を撫でる。
「桃、また痩せた?」
「痩せてない。」
「仕事に夢中になりすぎないでね?って、仕事依頼したの私か。」
「別にイラスト描くのは好きだし、いい。」
「もーもー!!」
ぎゅー!と抱き直す。
桃とわちゃわちゃしているとき、琥珀がやってきた。
「あ、琥珀。」
「ぎゃあ!ふっ、吹雪!!」
0.1秒で私の後ろに隠れる桃。
「俺めっちゃ嫌われてんな。」
「イケメン無理、イケメン無理、イケメン無理。」
「いけめん?琥珀のこと?」
私が聞くと、桃はぶんぶんと頭を縦にふる。
「俺がイケメンかはおいといて、鷹内ありがとな。引き受けてくれて。」
「…………い、いいい、いい、だ、だだだた、だい、じじょ、うううぶぶ。」
「マジで大丈夫か?」
「琥珀がいるからでしょ?桃が死んじゃう!」
「あ、ごめんな。鷹内、それだけだから。じゃ。」
と、言い残して、琥珀は友達の中にもどっていく。
その途中、私と目があって、パチンとウインクをしてきた。
多分、ありがとう!ってことだろう。
私もウインクを返してあげた。

