無口な君は、誰よりも綺麗だった。

しばらくして。

朝倉くんと紗羅ちゃんも音楽室へやってきた。

「お、もう来てたんだ。」

「詩ちゃんー何してるの?」

「こ、こんにちわ……あのっ」

私は少し緊張しながら、二人にも仮音源を渡した。

「2人にも聴いてほしいものがあります。
これ私が……作った曲です。」

二人は驚いたように顔を見合わせる。

「詩ちゃんが?」

「すごいな。」

そして。

二人が音源を聴き始める。

音楽室に流れる、私の作った音。

私は少し不安になりながら二人の反応を待った。

数分後。

紗羅ちゃんがヘッドホンを外す。

「……。」

そして。

「詩ちゃん……。すごいよ……!」

その目には涙が浮かんでいた。

「え、えっ!?なんで泣いて……。」

「だって……!」

紗羅ちゃんは嬉しそうに笑う。