無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「そうかな…ありがとう。」

そして、私はもう一つ伝えたいことがあった。

「それでね、高杉くん。」


「うん。」


「この曲が完成したら
高杉くんに……歌詞を入れてほしい。」


「……え?」

高杉くんが目を丸くする。

「俺?」


「うん。」

昨日、帰る前に聞いた。

このバンドの曲は。

山岸先生が音源を作って。

高杉くんが歌詞を書いていること。

だから、この曲の言葉を任せたいと思った。


「お願いしてもいいかな?」


少し不安になりながら聞く。

すると。

高杉くんはすぐに笑った。

「……やる。」


「え?」


「もちろんやるよ!園崎さんが作ってくれた曲なんだもん。」


「絶対、この曲に合う詞を書く。」

その真っ直ぐな言葉に。

また胸が温かくなる。


「ありがとう。」


そう言った瞬間。

ぎゅっ。

「……え?」

突然。

高杉くんに抱きしめられる。