無口な君は、誰よりも綺麗だった。

私は鞄から一つのファイルを取り出した。

昨日の夜、気づけば夢中で作っていたもの。

「高杉くん。」


「ん?」


「聴いてほしいものがあるの。」


「え?なになに?」

私は少しだけ緊張しながら、仮音源をセットする。

「これ私が……Astralをイメージして作った曲。」


「高杉くん、聴いてくれる?」

一瞬。


高杉くんの目が輝いた。

「……まじで?早速聴かせてもらうね!」

そう言ってヘッドホンを付ける。


音楽室に流れる、私が作った音。

ドラム。

キーボード。

ベース。

ギター。

四人の音が重なる未来を想像して作った曲。

しばらくして。

高杉くんがゆっくり顔を上げた。

目を大きく見開いている。

そして。

「……すごい、園崎さん本当にすごいよ!」

その表情は、心から感動している顔だった。

「こんな曲……作れるんだ。
Astralのこと、ちゃんと考えてくれてるのが分かる。」


「……。」

胸の奥が少し熱くなる。