無口な君は、誰よりも綺麗だった。

屋上の扉がゆっくりと開く。


俺は見つからないよう、そっと物陰に身を隠した。


夕日に染まる屋上には、園崎さん以外誰もいない。


風が優しく吹き抜け、静かな空気が流れていた。


園崎さんはフェンスの近くまで歩いていくと、背負っていたギターケースをゆっくりと下ろす。


そして――。


パーカーのフードを外した。


さらりと肩まで伸びた髪が風に揺れる。


続いてマスクを外し、最後に眼鏡をそっと外した。