無口な君は、誰よりも綺麗だった。

だから私は。

眼鏡をかけて。

マスクをして。

元々長い髪をショートにして

高校では規則が比較的自由だったから、髪も金色に染めた。

もう。

「Sonoの妹」じゃなくて。

私自身として見てほしかったから。


「詩?」


「……。」

考え込んでいた私を、お姉ちゃんが心配そうに見る。

「大丈夫?」


「うん。」

私は小さく笑った。

お姉ちゃんは優しい。

周りから比較されることがあっても。

私はずっと、お姉ちゃんを尊敬している。

今だって。

「お姉ちゃんの方がすごいよ。
新曲聴いたけど……すごく良かった。」

そう言うと、お姉ちゃんは少し照れたように笑った。


「もう、詩に褒められると照れるなぁ。
ありがとう。」


その笑顔を見て。

言おうと思った。