無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「……はい、お願いします。」


その言葉を聞いた瞬間。


「やったーー!!」


思わず声が出た。


嬉しくて。


気づいた時には、園崎さんへ駆け寄っていた。

「えっ……!?」


「本当にありがとう、これからよろしくね!」


ぎゅっと抱きしめる。


「きゃあ……っ」


慌てた声が聞こえる。


「あ……。」


やばいまたやってしまった。

でも嬉しすぎて止められなかった。

すると横から。

「あーー!また奏に詩ちゃん取られたーー!」

紗羅が頬を膨らませる。

「私も詩ちゃんともっと仲良くなりたいのに!」


「いや、取るって何!?」


思わずツッコむ。

朝倉はそんな俺たちを見て、呆れたように笑った。

「……騒がしい奴らだな、でも悪くない。」

その言葉に、全員が笑う。


音楽室に響く笑い声。


少し前まで。


この場所に園崎さんがいるなんて、想像もしていなかった。


だけど今は。


四人で笑っている。

(Astralでこれからもっと、最高の音を作っていこう。)

俺はそう強く思った。