無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「……ふふっ。」

気づけば、涙で濡れた顔のまま笑っていた。

その笑い声を聞いた三人も、安心したように表情を緩める。

朝倉くんは少しだけ照れくさそうにしながら、私を見る。

「……園崎、笑えるじゃん。」


「……え?」

思わず顔を上げる。

朝倉くんはいつもの落ち着いた表情のまま、続けた。

「無表情なのも悪くないけど。
俺は、今みたいに笑ってる園崎の方が断然いいと思う。」


「……っ。」


胸の奥が、また少し熱くなる。

そんな風に言われたことなんてなかった。

私が笑うことを。

私自身をちゃんと見てくれる人なんて、今までいなかったから。