無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「……だから。」


私は小さく首を振る。


「それは……できないよ。」

高杉くんは黙って聞いている。


「私がいたら、みんなが目指したい場所へ行けなくなる。だから……他の人を探した方がいい。」


これ以上、大切な人を傷つけたくない。

だから。
ここには居られない。


そう思った。


「園崎さん。」


優しい声が聞こえる。


「俯かないで、ちゃんと俺を見て。」


私はゆっくり顔を上げる。

高杉くんは、一度も目を逸らさなかった。


「俺は、園崎さんがいい。」


「……どうして。」

震える声で尋ねる。

「どうして、そんなに私を……。」

高杉くんは照れくさそうに笑った。

「好きだから。」

「……。」

思わず頬が熱くなる。