無口な君は、誰よりも綺麗だった。

私は白い猫耳のアイマスクを、そっと目元に付けた。

不思議と少しだけ安心する。

すると白石さんが、ぱんっと手を叩いた。

「あっ!円陣組も!」


「え?」

気づけば白石さん真ん中へ手を差し出していた。


「ほらほら!せっかくだから!」


その言葉に、私も恐る恐る手を伸ばす。

白石さん

朝倉くん。

私。

そして高杉くん。

四人の手が、ゆっくりと重なった。

こんなこと今まで一度もしたことがない。

胸が少しだけ熱くなる。

高杉くんは俺たちを見渡し、にっと笑った。


「よし!今日は――。
思いっきり楽しむぞ!」


「「おーーっ!!」」


「……!」


少し遅れて、私も小さく声を出した。

「……おー。」

たったそれだけなのに、なんだか笑ってしまう。

(こういうの……初めて。)


その時だった。

『続いては――
Astralの皆さんです!』

実行委員さんの声が、ステージへ響く。

「行こう。」

高杉くんが一歩踏み出す。