「こら高杉くん、メンバー内のハグは二秒までって約束でしょ?」
奏くんは慌てて反論する。
「えっ!?俺ちゃんと二秒でしたよ!」
飛鳥は真顔で返した。
「いや、五秒だった。」
「ちぇー。」
奏くんは分かりやすく頬を膨らませる。
その様子を見て、紗羅ちゃんが笑いながら言った。
「拗ねないの、奏。しょうがないでしょ?
詩ちゃんは飛鳥さんの彼女になったんだから!」
続けて舜くんが肩をすくめる。
「心の広い飛鳥さんに感謝だな。」
奈々さんも笑いながら頷いた。
「そうそう!本来ならハグも禁止なんだからね!」
みんなの言葉に思わず頬が熱くなる。
……お気づきの通り。
最近、私は飛鳥と付き合い始めた。
最初は奏くんに惹かれているんだと思っていた。



