無口な君は、誰よりも綺麗だった。

その後ろでは、ようやく追いついてきた奏くんと飛鳥が肩で息をしながら睨み合っていた。


「頼、お前っ…」


「頼さんっ!」


「二人が夢中で言い合ってるからでしょ?」

頼くんはさらっと言い返す。


「ほら、園崎さん困ってたし。」


その一言に。

奏くんも飛鳥も同時に固まる。

「「……あ。」」


二人とも気まずそうに私を見る。


私はそんな三人を見て、小さく吹き出した。


「ふふっ。」


(みんな、本当に仲がいいんだから。)

夕日に照らされながら歩く帰り道は、久しぶりに賑やかな笑い声でいっぱいだった。