無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「『ここがそのちゃんの居場所だよ』って俺が言ったのに。」


「その約束を破った、冷たい言葉投げつけて沢山傷つけた。」


「守りたかったのに……一番泣かせたのは俺だった。」


「本当に、ごめん。」


奏くんはゆっくり私から少しだけ体を離し、真っ赤な目で私を見つめた。


「俺は……。そのちゃんのことが、大好き、
仲間としても、一人の女の子としても。」


「だから、勝手だってわかってる、
でももう二度と手放したくない。」


「帰ってきて...これからも俺たちと一緒に。」


「Astralで音楽をやろう。」


屋上に静かな風が吹く。


その言葉を聞いた紗羅ちゃんは涙を流しながら頷き、舜も静かに目を閉じる。


奈々さんも、泣きながら私を見つめていた。


私の返事ひとつで――

Astralの未来が、もう一度動き始めようとしていた。