無口な君は、誰よりも綺麗だった。

奏くんがゆっくり近づいてくる。


そして――。

ぎゅっ。

「……っ。」


優しく。

壊れ物を抱きしめるように、私を抱きしめた。


「ごめん。」


耳元で震える声が聞こえる。

「そのちゃん…俺が弱かったから、
守る方法を間違えてそのちゃんを深く傷つけてしまった。」


「全部……俺のせいだ。」


抱きしめる腕が少し震えている。


「そのちゃんは、一時的なメンバーなんかじゃない、学祭ライブの日から。」


「いや……初めて会った日からずっと。
そのちゃんはAstralの、大切な仲間だった。」


私は息をのむ。

奏くんは涙を堪えながら続ける。