無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「その手Astralのために、毎日いっぱい練習してる手だよね。」


「学校でも、家でも。
いっぱいギター弾いてるんだね。」


その言葉を聞いた瞬間。

奈々さんの瞳から、大粒の涙があふれ出した。


「っ……。」


ぽろっ。

ぽろぽろと涙が止まらない。


「な……なんで……。」


声を震わせながら、奈々さんは首を横に振る。

「なんで……こんな時に……。
私を褒めるんですか……?」

涙でぐしゃぐしゃになった顔のまま叫ぶ。


「園崎さんは何も悪くないのに……!
私は一方的に酷いことしたんですよ!?」


「園崎さんのことを傷つけたんですよ!?」


奈々さんはぎゅっと目を閉じる。

「だから……。ほら、叩いてください。」


「怒ってください!」


「私はそれくらいされても当然だから……!」