無口な君は、誰よりも綺麗だった。

(もしかして、この人が……あのイタズラの犯人?)


弦を切られたこと。


譜面がなくなったこと。


ピックが消えたこと。


そして、Astralを去ることになった日のこと。



いろいろな記憶が頭をよぎる。


奈々さんはそんな私を見つめながら、小さく拳を握り締めた。


何かを言おうとしているのに、言葉が出てこないようだ。