無口な君は、誰よりも綺麗だった。

緊張のお昼休み。

真剣な話だからこそ、場所は音楽室にした。


ガラッ。

扉を開けると、三人はもう集まっていた。


「奏、来たきた〜!」


紗羅がいつものように手を振る。

その笑顔は明るいけれど、どこか無理をしているのが分かった。


舜は腕を組んだまま、俺を見る。

「奏って一番マイペースだよな。」


「悪い悪い。」

少しだけ笑って返す。


そして奈々は、何も知らないように嬉しそうに微笑んだ。

「四人でお昼食べるの久しぶりじゃん、なんか楽しみ〜!」

その笑顔を見て、胸が少し痛くなる。


(……そのちゃんのことばかり考えてたけど
でも、思えば奈々のことだって充分振り回してる。)


呼び戻したのは俺たちだ。

期待させてしまったのも俺たち。

だからこそ、この話はちゃんとしなきゃいけない。

俺はゆっくり深呼吸をして、三人を見渡した。