無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「園崎さん、歌は言葉だってさっき言ってたよね。」


その瞳が小さく揺れる。


「あの日俺が落ち込んでた時、園崎さんは歌で俺を励ましてくれた。」


「ちゃんと届いたよ、園崎さんの言葉。」


胸に手を当てる。


「だから今度は、俺が伝えたい。」


「真っ直ぐで優しい、そんな園崎さんの歌を、もっとたくさんの人に届けたい。」


「俺と同じように、園崎さんの歌に救われる人がきっと沢山いる!!」


「だからお願い、一度だけでいい。
学祭ライブ、一緒に出てくれない?」


「そのあとで、続けるかどうかを決めてくれればいい。」


「無理にとは言わない、でも……。」


もう一度、深く頭を下げる。


「俺には、いや……俺たちには、園崎さんが必要なんだ。」