飛鳥に背中を押された翌日。
私はいつもより少しだけ早く目を覚ました。
制服に着替え、鏡の前に立つ。
深呼吸をひとつ。
(……よし今日、Astralのみんなに会いに行こう。)
(ちゃんと会って自分の気持ちだけでも伝えたい。)
逃げたまま終わるのは嫌だから。
バッグを肩に掛け、いつものようにギターケースを背負う。
緊張で胸がいっぱいのまま、玄関の扉を開けた。
ガチャッ。
「おー、来た来た。」
聞き慣れた声に顔を上げる。
「詩、おはよ。」
「園崎さんおはようー」
「……え?」
思わず目を丸くする。
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