無口な君は、誰よりも綺麗だった。

パンケーキを頬張りながら、私は自然と笑顔になっていた。

「美味しい……。」


一口食べるたびに幸せな気持ちになって、気づけば頬が緩んでいる。


そんな時だった。

チリン。


お店の扉が開く音が響く。


(あ……。)


思わず入口へ目を向ける。


(定休日なのに……私がいるから、お客さん来ちゃったのかな。)


そう思った、その瞬間。


「……あれ?」


入ってきた人の姿を見て、思わず目を丸くする。

「飛鳥?」


「よっ。」


飛鳥はいつものように軽く手を挙げる。


「来てたか。」


そしてカウンターの向こうにいる頼くんへ視線を向けた。

「頼、さんきゅー。」


「うん。」


頼くんも慣れた様子で手を挙げ返す。

飛鳥はそのまま私の隣の席へ腰を下ろした。

私は二人の顔を交互に見つめる。