無口な君は、誰よりも綺麗だった。

駅前のカフェ。

窓際の席に向かい合って座る。

お互い適当に飲み物を注文し、それが運ばれてきても、しばらく会話はなかった。

静かな店内に流れるBGMだけが耳に入る。

飛鳥くんは運ばれてきたコーヒーを一口飲むと、カップを静かに置いた。

「高杉くん。」


「……ん?」

真っ直ぐ俺を見つめる。

その瞳は、驚くほど真剣だった。

「単刀直入に言うね。」


「あぁ……うん。」


飛鳥くんは一拍置いてから、はっきりと言った。


「詩のこと、好きだよね?」


「ブフッ……!!」


飲みかけていた紅茶を思わず吹き出してしまう。

「げほっ、ごほっ……!」


「あー、ごめんごめん。」

飛鳥くんは苦笑しながら、おしぼりを差し出した。

「はい、これ。」


「あ……ありがとう。」

俺は慌てて受け取り、口元を拭く。


「な、なんで急にそんな話になるんだよ……。」


まだ動揺が隠せない。