無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「そ、Sonoに似てるからじゃ……。」


思わずそう口にすると。


飛鳥の表情が少し変わった。

真剣な顔。

でも、怒っているわけじゃない。


「いや、最初は……そう思った部分もあったよ。」


飛鳥は私をまっすぐ見る。


「でもどんどん詩のことを知っていくうちに思った。
詩が思ってるほど、Sonoさんとは似てないよ。」


「……え?」


「見た目も、声も、性格も。全然違う。」


「……。」


「もちろん最初は似てると思ったよ、
でも今なら分かる。」


「あの頃から、詩はずっと、園崎詩だったよ。」


その言葉に胸が締め付けられる。


(……。)


私はずっと。

お姉ちゃんと比べられていると思っていた。

私じゃ足りないって。

私じゃ誰かの代わりにしかなれないって。

でも飛鳥は違うと言ってくれた。


「……そう、なの?」


小さく聞くと。

飛鳥は優しく頷いた。


「うん、だからもう自分を誰かと比べなくていい、詩は詩だから。」


「……。」


どうしよう。

あの時の言葉。

本当に告白だったんだ。

なんて返したらいいのか分からなくて、視線を彷徨わせる。

すると飛鳥は少し笑った。

「あー、返事とかはいらないから。」


「……え?なんで……?」


飛鳥は少し寂しそうに笑う。