無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「さっき言ったでしょ……。
私、一人ぼっちになっちゃったの。」

震える声で言う


でも飛鳥は何も言わなかった。


ただずっと真剣な顔で、私の話を聞いてくれていた。


責めることも。


否定することもなく。


ただ、受け止めてくれている。


「……。」


(結局、私は……。)


(ずっと一人だったんだ。)


そう思った瞬間。


ぎゅっ。

大きくて温かいぬくもりに包まれた。


「……え。」


一瞬、頭が真っ白になる。


「1人じゃないよ……詩。」


聞こえてきたのは、飛鳥の優しい声だった。


「……飛鳥?」


「仮に本当に1人だったら、俺は今ここにいない。俺はただ……。」


少しだけ声を震わせながら続ける。


「詩のそばにいたくて、ここにいる。」


「……っ。」


胸の奥が熱くなる。


「辛かったな、一人で抱えて。
話してくれてありがとうな。」


その言葉を聞いた瞬間。

我慢していた涙が、一気に溢れた。

「……っ。」