無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「詩。」


飛鳥の声が聞こえる。


「どうしたのそれ。」

優しい声。

でも私は反射的に嘘をついた。


「……張り替えるの忘れて、放置しちゃってただけ。」


飛鳥はギターを見る。


「……うん、でもその弦の切れ方おかしくない?」


「……。」


何も言えなかった、だって完全に図星だったから。


「ねえ、詩本当になにがあった?」


「……。」

黙っていたかった。

心配をかけたくなかった。

でも…もう隠しきれないかな、


「……わからないの。」


声出す度に声が震える


「先週くらいから急に……。弦が切られたり、譜面とか……ピックとかも全部、なくなって。」


飛鳥の表情が変わる。


「心当たりは?」


私は首を横に振る。

「ううん……。わからない。」


「そうか。」


飛鳥は少し考える。


「Astralのメンバーには、このこと話した?」


その言葉を聞いた瞬間。

胸が痛くなった。


「……。」


涙が込み上げる。


「もう……関係ないの。
私、もうメンバーじゃないから。」


そう言った瞬間。

飛鳥の瞳が揺れた。

ほんの一瞬悲しそうな顔をした。