無口な君は、誰よりも綺麗だった。


今目の前にいる飛鳥は
ただ純粋に、私を心配してくれている。


「……じゃあ、お言葉に甘えて。」


それに飛鳥は小さく笑った。


「ん、それでいい。」




しばらくして。

飛鳥にお風呂場まで案内してもらい、使い方を教えてもらう。

それだけじゃなく。


「これ、使って。」


そう言って、着替えまで貸してくれた。


「飛鳥……。本当にありがとう。」


「気にするな、ゆっくり温まってこい。
あと鍵、ちゃんとかけろよ。」


「……うん、ありがとう飛鳥。」


そう言って、私はお風呂場へ向かった。

扉を閉めたあと。

私は小さく息を吐く。


(……なんだろう。)


(飛鳥が優しすぎて。)

嬉しい。


すごく嬉しい。


でも少しだけ、まだ慣れない。


中学生の頃の飛鳥とは違う。


今の飛鳥は私を責めることも、無理を押し付けることもない。


ただ本当に私のことを心配そうな顔をしていた。


「……。」


胸の奥が、少しだけ温かくなった。