「えっと……譜面、家に忘れちゃいました!」
「また寝落ちしちゃったの?」
「はい……えへへ。」
自分でも苦しい言い訳だと思った。
でも、奏くんは笑いながら言う。
「じゃあ今日は俺の譜面、一緒に見よう!」
「ありがとうございます……。」
胸がちくりと痛む。
――また嘘をついてしまった。
◇
そしてその更に翌日。
今度は、いつもケースに入れている予備のピックがなくなっていた。
五枚。
色も形も違う、お気に入りのピック。
全部なくなっていた。
「また寝落ちしちゃったの?」
「はい……えへへ。」
自分でも苦しい言い訳だと思った。
でも、奏くんは笑いながら言う。
「じゃあ今日は俺の譜面、一緒に見よう!」
「ありがとうございます……。」
胸がちくりと痛む。
――また嘘をついてしまった。
◇
そしてその更に翌日。
今度は、いつもケースに入れている予備のピックがなくなっていた。
五枚。
色も形も違う、お気に入りのピック。
全部なくなっていた。



