無口な君は、誰よりも綺麗だった。

この学校の文化祭は、毎年一番盛り上がる行事だ。

軽音楽部は外野ステージでライブを行う。

そのステージに立つことを目標に、俺たちは何ヶ月も練習を重ねてきた。

それなのに。

ギターがいない。

歌う人もいない。

あと六日…たった六日で、代わりなんて見つかるはずがない。

「……終わったな。」

舜が天井を見上げながら呟く。

その言葉を否定できる人は、誰もいなかった。

沈黙を破ったのは、紗羅だった。

「あ、そういえば!」

ぱっと顔を上げ、俺たちを見る。