無口な君は、誰よりも綺麗だった。

その言葉に、飛鳥さんはゆっくり顔を上げた。


そして真っ直ぐ、そのちゃんを見つめる。

「詩。」


「……はい。」


「俺、お前のことが好きだった。」


「………………はい!?!?」


思わず心の中で叫ぶ。


(え、おいおい待て待て……。)


(今の、普通に告白だろ!?)


飛鳥さんは少しだけ苦笑しながら続けた。


「何事にも妥協しなくて、誰よりも努力して。
それでも、周りの人に優しかった。
そんな詩が、好きだった。」


「……。」


「だから本当は、一番優しくしなきゃいけない相手だったのに。気づけば俺が、一番詩を苦しめてた。」


飛鳥さんの声が少し震える。


「お前から……音楽も笑顔も全部奪った。
本当に、ごめん。」

そのちゃんの目には涙が浮かんでいた。