「詩ちゃん最高だったー!
ギターソロかっこよすぎたよ!」
「ありがとう……紗羅ちゃんもかっこよかったよ。」
その様子を見ていた舜くんも、小さく笑う。
「じゃあ俺も。」
ぽんっと優しく抱き寄せられる。
「お疲れ、詩。」
「お疲れ様、舜くん。」
四人で顔を見合わせる。
誰からともなく笑い声がこぼれた。
◇
その時だった。
『続いては――Luna novaの皆さんです!』
場内アナウンスが響く。
(Luna nova……。)
頼くんたちのバンドだ。
(少しだけ聴いてから控室に戻ろう。)
そう思った、その時――。
「何やってんだ!?」
飛鳥の焦った声が聞こえた。
「頼、ギターが壊れたって本当か!?」
「……わ、悪い。」
頼くんが困ったように俯いている。
ケースの中には、弦が切れ、演奏できない状態になったギターがあった。
(……。)
その姿を見た瞬間。
胸が締めつけられる。
昔ライブ直前、声が出なくなった私。
焦って怖くて。
誰にも頼れなかった、あの日の自分。
ギターソロかっこよすぎたよ!」
「ありがとう……紗羅ちゃんもかっこよかったよ。」
その様子を見ていた舜くんも、小さく笑う。
「じゃあ俺も。」
ぽんっと優しく抱き寄せられる。
「お疲れ、詩。」
「お疲れ様、舜くん。」
四人で顔を見合わせる。
誰からともなく笑い声がこぼれた。
◇
その時だった。
『続いては――Luna novaの皆さんです!』
場内アナウンスが響く。
(Luna nova……。)
頼くんたちのバンドだ。
(少しだけ聴いてから控室に戻ろう。)
そう思った、その時――。
「何やってんだ!?」
飛鳥の焦った声が聞こえた。
「頼、ギターが壊れたって本当か!?」
「……わ、悪い。」
頼くんが困ったように俯いている。
ケースの中には、弦が切れ、演奏できない状態になったギターがあった。
(……。)
その姿を見た瞬間。
胸が締めつけられる。
昔ライブ直前、声が出なくなった私。
焦って怖くて。
誰にも頼れなかった、あの日の自分。



