無口な君は、誰よりも綺麗だった。

四人でステージへ上がる。

眩しいライトが私たちを照らした。

目の前に広がる景色は、想像以上だった。

たくさんの人。

たくさんの笑顔。

そして――

「詩ちゃーん! がんばれー!」

「Souくーーん!!」

「紗羅ちゃん可愛いーー!」

「舜ーーー!!」

「Astralーーー!!」

「待ってたよーー!!」

会場中に響く、応援の声。

その一つひとつが胸に届く。

(……すごい。)

私は客席をゆっくり見渡した。

すると、目に飛び込んできたのは――

『園崎 詩』

そう書かれたうちわ。

思わず目を見開く。

(私を……応援してくれてる人がいる。)

Sonoの妹だからじゃない。

Astralのボーカル、園崎詩として。

その事実が嬉しくて、胸の奥がじんわりと温かくなった。