無口な君は、誰よりも綺麗だった。

その様子を少し離れたところで見ていた紗羅ちゃんが、にやにやしながら肘で舜くんをつついた。

「ねぇ、舜見た?詩ちゃんから奏に…ふふっ。」

舜くんは苦笑しながら頷く。

「あぁ、奏も救われた顔してる。」

その時――

「それでは次のAstralの皆さん、お願いします!」

スタッフの声が響く。

私たちは顔を見合わせる。

奏くんは大きく息を吸い込み、いつもの笑顔を浮かべた。

「よし!行こう、みんな!」

その笑顔を見て、私も自然と笑みがこぼれる。

「はい。」

4人で並び、光が差し込むステージへと、一歩踏み出した。