◇
放課後。
ギターボーカルの件を話し合うため、音楽室へ向かっていると、小さな背中が目に入る。
黒いパーカー。
ギターケース。
(園崎さんだ。)
今日も屋上へ行くのだろうか。
そんな期待が胸をよぎる。
少し距離を空けて後を追うと、園崎さんは屋上の扉の前で足を止めた。
「園崎さん。」
後ろから声を掛ける。
ビクッと肩を震わせた園崎さんは、ゆっくり振り返った。
「……っ。」
「入らないの?」
そう尋ねると、園崎さんは何も言わず、屋上の中を指差した。
不思議に思って覗き込む。
そこにいたのは――。
藍と、昼間の男子生徒だった。
(二人とも、また……。)
思わず苦笑する。
放課後。
ギターボーカルの件を話し合うため、音楽室へ向かっていると、小さな背中が目に入る。
黒いパーカー。
ギターケース。
(園崎さんだ。)
今日も屋上へ行くのだろうか。
そんな期待が胸をよぎる。
少し距離を空けて後を追うと、園崎さんは屋上の扉の前で足を止めた。
「園崎さん。」
後ろから声を掛ける。
ビクッと肩を震わせた園崎さんは、ゆっくり振り返った。
「……っ。」
「入らないの?」
そう尋ねると、園崎さんは何も言わず、屋上の中を指差した。
不思議に思って覗き込む。
そこにいたのは――。
藍と、昼間の男子生徒だった。
(二人とも、また……。)
思わず苦笑する。



