無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「うんうん!
今の詩ちゃん、本当に楽しそうだった!
笑いながら歌ってたもん!」


「……え?」


思わず自分の頬に触れる。

私……笑ってた?


「本人は気づいてないのか。」


舜くんが小さく笑う。

「前は真剣な顔ばっかりだったけど、
今は自然に笑えるようになったな。」


「それだけ安心できる場所になったってことだろ。」


その言葉に、胸がじんわり温かくなる。


「……ありがとう。」

小さく呟くと。

「こちらこそ!」

奏くんがすぐに返事をした。

「そのちゃんがいてくれるから、Astralは今の音になれたんだから。」


「うん!詩ちゃんが来てくれて、
本当によかった!」


紗羅ちゃんも笑顔で頷く。


「これからもっといいバンドになりそうだな。」

舜くんのその一言に、三人が同時に頷いた。

「「「うん!」」」

私もギターを抱きしめるように握り、小さく笑う。

「……はい。」