無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「やっぱり……。紗羅ちゃんのキーボードと、舜くんのドラムがないと物足りないですね。」

その言葉を聞いて、思わず笑ってしまう。


「それはそう、俺らは4人でAstralだからな。」


「……はい。」

照れくさそうに笑うそのちゃん。

その笑顔を見ていると――

「詩ちゃーーん!!」


「奏ーー!!」

遠くから大きな声が聞こえた。

振り返ると、海岸の向こうから紗羅と舜がこちらへ向かって大きく手を振っている。

「見つけたーーー!!」


「もう心配したんだからねー!」


(やっと来たか。)

実は、そのちゃんと演奏を始める前に二人へ居場所を連絡しておいた。

しばらくして二人が俺たちのところまで走ってくる。