無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「私も!」

紗羅ちゃんがすぐに続く。

「詩ちゃんは詩ちゃんだよ!」

「私は一緒に笑ってくれる詩ちゃんが好き、歌が上手だからだけじゃないもん!」

舜くんも静かに言う。

「俺たちはずっと詩の味方だ、
一緒にやってきた時間は、本物だろ。」

「誰かが何を言っても、そこは変わらない。」


私は三人の顔を見る。


誰も私を「Sonoの妹」として見ていない。

ただ、園崎詩として見てくれている。


「……。」


気づけば。

涙が頬を伝っていた。

「……私、怖かったんです。」

ギターをぎゅっと握る。

「でも……、今は、三人がいてくれるなら
もう怖くないです。」


奏くんが優しく笑う。

「うん、そのちゃんには俺たちがいるから。大丈夫だよ。」


「……はい。」

小さく頷く。

そして、私はもう一度ギターを手に取った。

今度は逃げるためじゃない。

届けるために私の音を。