無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「そのちゃん。」


「……っ。」

突然聞こえた声に、肩が跳ねる。

振り返ると。

そこには奏くん、紗羅ちゃん、舜くんが立っていた。


「どうしたの?」


奏くんが心配そうに近づいてくる。


「元気ないね、詩ちゃん。」


紗羅ちゃんも優しく声をかけてくれる。


「……。」


何も言えなかった。

でも。

この三人には隠せない気がした。


「……実は私。」


小さく息を吸う。


「シンガーソングライターのSonoの妹なの。」


三人の表情が少し変わる。


「私が……Sonoの妹だからAstralに入れたんじゃないかって、噂されてて。」


三人は何も言わず、私の言葉を待ってくれる。

「お姉ちゃんがすごいから、妹の私も完璧なんだって……。」


「また昔みたいになるのかなって。」


「また私じゃなくて、お姉ちゃんと比べられるのかなって……。」


俯きながら呟く。