無口な君は、誰よりも綺麗だった。

……。

やばい。

可愛い。

そんなことを思っていると。


「ちょっとーー!!」


横から元気な声が飛んできた。

振り返ると。

紗羅が頬を膨らませている。

「奏ばっかりずるい!
次は私が詩ちゃんぎゅーする番!」


「え!?」

そのちゃんが目を丸くする。

「え、あの……。」


「はい決まり!」

そう言って紗羅がそのちゃんに近づく。

ぎゅっ。


「詩ちゃん最高だったよ!
私、本当に一緒にできて嬉しい!」


「……。」

そのちゃんは少し戸惑いながらも。

ゆっくり紗羅の背中に手を添えた。