無口な君は、誰よりも綺麗だった。

「Astralです!」

歓声が響く。

その音を聞いた瞬間。

そのちゃんは一瞬だけ目を見開いた。

でも、すぐにギターを構える。

舜がスティックを持つ。


「1、2、3――。」


演奏が始まる。

最初の音はそのちゃんのギター。


静かな、でも強い音。


まるで。


「ここにいる」


そう伝えるような音だった。


そして俺のベースが重なる。


紗羅のキーボード。


舜のドラム。


四つの音が一つになる。


そのちゃんがマイクの前に立つ。


一瞬。

会場が静かになる。


そして――。

歌い始める。