無口な君は、誰よりも綺麗だった。

でも違う、もしかしたら。


そのちゃんも。


俺たちを見つけてくれたのかもしれない。


「……。」


その時、スマホが震えた。


山岸先生からだった。

『明後日からは練習再開するぞ。新曲も進めよう。』


「新曲。」


俺が呟くと。


そのちゃんの表情が少し明るくなる。

「あ……、完成させたいです。」


「Astralの曲。」


その言葉を聞いた瞬間。

俺も笑った。

「うん、絶対最高の曲にしよう!
そのちゃんが作った曲だから。」


「四人で、最高の音にしよう。」


「……はい。」

小さな返事。

でも、その声は。

初めて会った時より。

少しだけ明るく聞こえた。