強制的にアパートまで5人を連れてきた。
「えぇ、展開はやくない・・・?出会って10分くらいしか経ってなくない・・・?」
不安そうな声を漏らすリーダー冬貴。
「まぁまぁ、言ってみよ」
そのなかでも最年少琥太郎は特に気にした様子もなく素直についてくる。
恐る恐る中へ足を踏み入れるメンバーたち。
「この部屋が一番広いからここを共用スペースにしようか」
「ほ、ほんとにいいんですか・・・?」
「駄目だったら連れてきてない。さ、ちょっと話をしようか」
「はい!」
真ん中のテーブルの周りに集まる5人の顔を見回す。
素材はいいのに売れないなんて、あのプロデューサーは腕がなさすぎないか。
♡─────────────────────♡
「えーっと、まず私は偉ぶるつもりはないし、プロじゃないし、年も数年しか離れてないから、タメ口でいいよ。名前も好きなように呼んでもらって構わない。上下関係を作るつもりはない」
「ほんと⁉じゃあ・・・うーやん!」
屈託のない笑顔で琥太郎がそう言う。
その思い切りは評価すべき点だけど、クセがすごくないか。
「・・・じゃあ、うーちゃん!」
「俺は雨瑠ちゃんって呼ぶね」
「うるやんにするわ」
「うっさんとか可愛いんじゃない?」
・・・なんか、月葵以外センスが独特すぎやしないか。
特に逢翔は破滅的な気がする。
うーやん、うーちゃん、うるやん、うっさん。
誰にも呼ばれたことないよこんな名前。
「じゃあ私は月葵、冬貴、絹、逢、こたって呼ぶ。いい?」
「「「「「もちろん」」」」」
息ピッタリだなきみたち。
薄々感じてはいたけど、このグループすごく仲が良い。
運命共同体というか、お互いが大好きなんだろうなぁって感じ。
そのあと連絡先を交換し、テーブルに部屋の鍵と、アパートに置いてある自転車の鍵を置く。
「部屋番号がかかれてるから、好きな部屋話し合って決めて。落ち着いたら1人ずつ、自分のことをまとめてメッセージで送ること。まぁ、面接じゃないから飾る必要はないし、正直に書いて。特技とか苦手なこと、覚えてほしいことでも好き嫌いでも何でもいい。明日には私も引っ越してくる」
今日は帰って父に事情を説明して、荷物をまとめないと。
彼らも子供じゃないから、必要なものは実家から持ってくるだろう。
カバンをもってアパートから出ると、冬貴が言った通り展開が早すぎたのか、外はまだ太陽がほぼ真上にあった。
アパートの裏側に回って大きな道に出ようとすると。
「うーやーん!」
窓から、5人が顔を出していた。
子供のような屈託のない眩しい笑顔で、こちらに手を振ってくる。
私は小さく手を振り返し、アパートに背を向けた。
なんだか楽しいことが起こりそうで、自然と口角が上がった。
「えぇ、展開はやくない・・・?出会って10分くらいしか経ってなくない・・・?」
不安そうな声を漏らすリーダー冬貴。
「まぁまぁ、言ってみよ」
そのなかでも最年少琥太郎は特に気にした様子もなく素直についてくる。
恐る恐る中へ足を踏み入れるメンバーたち。
「この部屋が一番広いからここを共用スペースにしようか」
「ほ、ほんとにいいんですか・・・?」
「駄目だったら連れてきてない。さ、ちょっと話をしようか」
「はい!」
真ん中のテーブルの周りに集まる5人の顔を見回す。
素材はいいのに売れないなんて、あのプロデューサーは腕がなさすぎないか。
♡─────────────────────♡
「えーっと、まず私は偉ぶるつもりはないし、プロじゃないし、年も数年しか離れてないから、タメ口でいいよ。名前も好きなように呼んでもらって構わない。上下関係を作るつもりはない」
「ほんと⁉じゃあ・・・うーやん!」
屈託のない笑顔で琥太郎がそう言う。
その思い切りは評価すべき点だけど、クセがすごくないか。
「・・・じゃあ、うーちゃん!」
「俺は雨瑠ちゃんって呼ぶね」
「うるやんにするわ」
「うっさんとか可愛いんじゃない?」
・・・なんか、月葵以外センスが独特すぎやしないか。
特に逢翔は破滅的な気がする。
うーやん、うーちゃん、うるやん、うっさん。
誰にも呼ばれたことないよこんな名前。
「じゃあ私は月葵、冬貴、絹、逢、こたって呼ぶ。いい?」
「「「「「もちろん」」」」」
息ピッタリだなきみたち。
薄々感じてはいたけど、このグループすごく仲が良い。
運命共同体というか、お互いが大好きなんだろうなぁって感じ。
そのあと連絡先を交換し、テーブルに部屋の鍵と、アパートに置いてある自転車の鍵を置く。
「部屋番号がかかれてるから、好きな部屋話し合って決めて。落ち着いたら1人ずつ、自分のことをまとめてメッセージで送ること。まぁ、面接じゃないから飾る必要はないし、正直に書いて。特技とか苦手なこと、覚えてほしいことでも好き嫌いでも何でもいい。明日には私も引っ越してくる」
今日は帰って父に事情を説明して、荷物をまとめないと。
彼らも子供じゃないから、必要なものは実家から持ってくるだろう。
カバンをもってアパートから出ると、冬貴が言った通り展開が早すぎたのか、外はまだ太陽がほぼ真上にあった。
アパートの裏側に回って大きな道に出ようとすると。
「うーやーん!」
窓から、5人が顔を出していた。
子供のような屈託のない眩しい笑顔で、こちらに手を振ってくる。
私は小さく手を振り返し、アパートに背を向けた。
なんだか楽しいことが起こりそうで、自然と口角が上がった。


