春のその先で、君と。




「湊くん。」



「ん?」



湊くんがこちらを見る。



「聞きたいことがあって……。」



「なに?」



私は一度だけ息を吸った。



「今日の放課後って、空いてる……?」



「うん。空いてるけど。」



湊くんが少し首を傾げる。



「どうかしたの?」



「えっと……。」



やっぱり緊張する。


でも。


陽菜が背中を押してくれた。


私は小さく息を吐いて。


勇気を出して口を開いた。