春のその先で、君と。



そのあとは、今までと変わらないような授業が始まった。


黒板に書かれる文字をノートに写して、先生の話を聞いて。


高校三年生になったからといって、急に何かが変わるわけじゃない。


そう思うと、少しだけ安心した。


そして、あっという間に昼休み。



「りのんー!」



お弁当を取り出していると、陽菜の声が聞こえた。


ふと顔を上げる。


陽菜は湊くんと何か話しているようだった。