春のその先で、君と。




「……やっぱり。」



そう言うと、りのんが顔を上げた。



「りのんなら、そうだと思った。」



本当は、安心させてあげたかった。


大丈夫だって。


離れても、俺たちの気持ちは変わらないって。


でも。


今の俺には、まだ未来のことを全部約束することはできない。


だからこそ。


これから先も、できるだけりのんのそばにいたい。


進路も。


卒業も。


その先の未来も。


ずっと、りのんの隣で見ていたい。