春のその先で、君と。




一時間目の授業が終わった。


チャイムが鳴ると、教室が一気にざわつき始める。


私は席を立ち、教室の後ろへ向かおうとした。


すると、



「りのん。」



振り返ると、湊くんが立っていた。



「ちょっと、話そう?」



「うん。」



二人で教室を出る。


廊下には、同じように休み時間を過ごす生徒たちの声が響いていた。