春のその先で、君と。




「……なんで今なんだよ」



小さく呟く。


忘れたかったわけじゃない。


嫌いになったわけでもない。


ただ、どう向き合えばいいのか分からなくて。


ずっと、遠ざけていただけだった。



『母さんはいつでも待ってるよ』



その言葉が、何度も頭の中に残った。