「これでお相子ってことで」~年下彼氏に秘密がバレたら、甘い夜がはじまりました~



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「ねぇ、詩織ちゃん。俺に何か隠してることがあるよね?」

 一日の業務をつつがなく終えて、いつもの裏口で待ち合わせた良平くんと一緒に帰宅する。

 良平くんの住むアパートにお邪魔すれば、部屋に入って早々、これから尋問でも始めるような顔つきで彼は迫ってきた。

「……えーっと、何のことかな」
「とぼけないでよ」

 良平くんの長い前髪がさらりと揺れて、目元に影を作った。
 真剣な目は至近距離で私を真っ直ぐに捉えていて、逸らすことを許してくれない。

 ……やばい。これは簡単には逃がしてくれそうにないかも。

「あ、そうだ。良平くんの好きなプリン、社内の売店で買っておいたの。一緒に食べよ?」
「話をはぐらかさないで。プリンはあとで食べるけど」

 そのまま強制的にソファに座らされた私に、逃げ場はない。

 白状するまで解放してくれる気配はないので、どうしてそんな質問をするのか、そのわけを聞いてみることにした。