「これでお相子ってことで」~年下彼氏に秘密がバレたら、甘い夜がはじまりました~



「確かに俺は、カッコいい詩織ちゃんに惹かれたよ。でも、詩織ちゃんを目で追うようになって気づいたんだ。詩織ちゃんは、すぐに一人で何でも抱え込んじゃうよね。頼られたら断れないお人好しで、でも絶対に最後まで投げ出さない責任感が強い人でさ。そんな詩織ちゃんを、俺がそばで支えてあげたいって思うようになったんだ。俺ね、頑張り屋な詩織ちゃんが、甘えられる存在になりたいんだよ」

 はじめて聞く良平くんの思いに、私は目を丸くしてしまう。
 まさか良平くんが、そんな風に思っていてくれたなんて……。

「だからさ、俺の前では我慢しないでよ。年齢なんて気にしないでほしいし、ありのままの詩織ちゃんでいてほしい。わがままだって言ってほしい。俺が詩織ちゃんに幻滅したり嫌いになることなんて、天地がひっくり返っても、絶対にありえないことだから」
「……うん、分かった。それじゃあこれからは、我慢しない」
「うん、約束ね」

 満足そうに笑った良平くんと指切りをする。
 指切りなんてしたのは子どもの時以来で少し気恥ずかしいけど、心は温かさで満たされていく。

「それじゃあ、はい」

 目を閉じた良平くんが、突然私の膝に頭をのせてくる。

「えっ、どうしたの?」
「俺の寝顔ショット、追加するチャンスだよ?」

 改めてまじまじと見ても、やっぱり綺麗な顔だなあと見惚れてしまう。
 でもこれは、ただ目を閉じているだけで、寝顔とはいえない気がするんだけど……。