溺れるほどの愛を君に

「あら、そうなの? まあ、この一週間は家事とか全て忘れてゆっくりしなさいね。お父さんなんて張り切って一週間きっちりと有給と取っちゃったし、ひいろもひまりと会えるのが楽しみみたいで急いで課題を終わらせていたんだもの〜」
 


そ、そんなに楽しみだったのかなっ⋯⋯。
 
でも、私もお父さんやお母さん、ひいろが一人で何ヶ月も過ごしていて、久しぶりに帰ってくるってなったら楽しみで夜に眠れるか怪しいな⋯⋯結局は似た者同士ってことだよね。
 
そんなに楽しみだったのかという驚きの気持ちはありながらも、楽しみに思ってくれたことの嬉しさの気持ちもしっかりとあった。
 
そこから車で二十分ほど移動すると、我が家が見えてきた。
 
このお家も、久しぶりに見たなあっ⋯⋯!



「はい、着いたわよ〜」

「お母さん、運転お疲れ様」

「大きい荷物はお母さんが持ってあげるから、ひまりはお父さんたちにすぐ顔をみせてあげなさい。きっとお父さん泣いちゃうわよ」

「そんな大げさな⋯⋯」
 


とは言ったものの、お父さんならありそうだなと思ってしまう自分がいた。